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フランスのセクハラ事情

ドミニク・ストロスカーンの婦女暴行事件以来、

「フランスで権力者がセクハラを行っても、実証するのが難しく、裁判沙汰にならない。」
「有力人物によるセクハラは、社会的に認知される傾向にあり、メディアも取り上げない。」

など、日本人よりも強いとばかり思っていたフランス人女性にもこんな事情があるのか、在仏10年にして驚いている。
実際私の周囲には、いわゆる「有力者」と呼べるような人は余りないし、いたとしてもそんなことを私や他人に告白するはずもなく、また被害にあったという話も聞いたことがない。

しかしながら、フランス革命で王様の首を切断し、「自由、平等、博愛」を唄う国とは言え、階級制度のなごりを感じることもあるのがフランス。
規則は存在しても、コネが有無を言わせることも多く、また貧富の差が大きいと感じることも多い。
有力者によるセクハラ黙認もそういう昔からの習慣ということなのか??

by parisnews | 2011-05-31 21:05 | フランス生活  

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